おりもの状態でわかるカラダの声。40歳からのお悩みイロイロ
女性ホルモンとの密接な関係
生理の周期とともに、おりものの量や色は変化します。これは、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが影響しているんだそう。女性ホルモンの分泌量が多い20~30代の方で生理周期が排卵期なら「おりものが多いな…」と感じても問題がないことがほとんどです。
【年代によるおりものの変化】
・10代(思春期)…初潮を迎えて女性ホルモンの分泌量とともにおりものの量も増えはじめるが、まだ不安定な時期のため増えたり減ったりする
・20~30代(性成熟期)…女性ホルモンの分泌量のピークとともにおりものの量も最も多くなる。
・40~50代(更年期)…女性ホルモンの減少とともにおりものも減少。
・50代以降(閉経後)…閉経あとは、卵胞ホルモンがほとんど分泌されなくあり、おりものの量もぐっと少なく。
【生理周期によるおりものの変化】
・卵胞期…卵子の成熟を促す時期。おりものの量が徐々に増えて、サラサラ。
・排卵期…排卵が生じる時期。排卵期前後に量が増え、ピーク時は透明のよくのびるおりものが。この期間中におりものに血が混じる時は、「中間期出血」という生理的な現象である場合が多い
・黄体期…子宮内膜が成熟する時期。おりものの量も減ってくる。白濁した海苔のような粘り気のある状態。生理が近づくとニオイが強くなることも。
・妊娠中…胎児を細菌から守るため、おりものの量は増える。
・産後…妊娠中から産後にかけてはホルモンバランスが変化するので、カンジダなどの常在菌が増殖しやすい